![]()

2010.03.17
スペイン リオハでは、地元の人は「私たちのワインは“ブドウ園でつくられている”」と主張している。もっとも高品質で、完璧に成長したブドウだけを使っているからだ。クラシックで気品のあるテンプラニーニョ種で有名なリオハは、ガルナーチャ・ティント種やグラシアーノ種を含む、さまざまな素晴らしいブドウの産地であることも知られている。それぞれが、リオハの特産赤ワインをつくりだすのに一役買っているのだ。
|
リオハは北スペインに位置する地域で、ワイン生産の長い歴史を持つ。 |

リオハのブドウでもっともよく知られているのは、品種ものの赤ワインだ。テンプラニーニョ種から作られるワインは、スペインのクラシックな品種もので、快活で社交的として有名。つまり“どんな料理にも合い”、どんな社交の場にも合う。この品種は、リオハ赤ワインの濃厚なフレーバーに、しっかりとした味を与えている。バニラやチェリー、スグリやココナッツ、ラズベリーのフレーバーがほんのり香る、フルボディのワインだ。
一方、スペイン生来のブドウが、グラシアーノ種である。強い酸味を持ち、香りが良く、明るい赤色をしている。これが、リオハ・グラン・レセルバ(スペインの品質管理法で最高位のワインのこと)に、特有の口触りと、素晴らしい熟成味を与えている。グラン・レセルバは、スペインでは“瞑想のワイン”として知られ、“人生の神秘について考えさせてくれる逸品”と言われている。

ガルナーチャ・ティント種はタンニンが少なく、やわらかいフルボディワインを生み出す。そのやわらかさが与えるバランスと個性、両方がワインに活かされ、ラズベリーの微かな香りとともにワインに強さとあたたかさを加えている。逆に、マスエロ種はタンニンが強いので、その結果、リオハ赤ワインにしっかりした構造と寿命を加えているのである。
リオハワインは、樽とボトルの両方でブドウを熟成させた期間の長さに従って、等級づけされている。飲めるようになるまで、だいたい販売解禁にはならない。等級は、“クリアンサ(3番目の格付け)=毎日飲むためのリオハワイン”から始まる。それは、オークの樽で1年熟成させ、テンプラニーニョ種の強いチェリーフレーバーが香り立つ。レセルバ等級は、オーク樽の中で1年、ボトルの中で2年熟成させたものを指す。最後にグラン・レセルバは、オーク樽の中で2年、ボトルで3年熟成させたもの。最高の状態で保存され、あとは解禁を待つのみである。リオハワインは、その個性とクオリティで知られ、世界中で楽しまれているのだ。
|
|