ご存知だろうか?日本には200以上ものワイナリーがあるのだ。最初のワイナリーは、1875年山梨県勝沼につくられた。今では山梨地方は、日本のワイン王国と言ってもいいだろう。出かけていってそれらのワインを味わうことができるが、予約するのを忘れずに。
3つのワイナリー、勝沼ワイナリー(www.katsunuma-winery.com)、酒折ワイナリー(www.sakaoriwine.com)、丸藤ワイナリー(www.rubaiyat.jp)を巡るツアーがおすすめ。甲州ブドウから作られたワインは寿司によくあう!
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| TEXT : Cheryl White / PHOTO : fujisan3 (Mr.mt) / TRANSLATION : Azusa Tanaka Category : WINE |
2010.04.02
日本のワイン産業には100年以上にもわたる歴史があり、数々の賞の常連だと聞けば、誰もが多少なりとも驚くだろう。“日本独特の料理”という認識は、アルコール製品にまで及んでいる。酒、梅酒、ビールまでも、正真正銘、伝統的な製品だと見なされているが、ブドウから作られたワインはそうではない。この認識にはいくつかの理由があるが、もっとも説得力のあるものとしては、日本のワイン市場は、ワイン生産者やワインそのものよりも、ソムリエという人物の周辺で展開する傾向があるからだ。

日本には18,000人以上のソムリエ資格を持つ人がおり、彼らはたいてい、成長し続ける日本のワイン市場において、第一人者で唯一の知識の源となる。残念なことに、日本のソムリエは「フランスより」として悪名高く、ワインリストはフランスの古典から保守的にそろえているものが多い。また日本人の個性は、専門家に対してある種の尊敬の念を抱くようで、ソムリエに市場での絶大な力を与えているのだ。田崎真也が1995年、日本人で最初の“グラン ソムリエ デュモンド”に輝いたときにも、彼は強烈な日本の誇りの対象になっただけでなく、増え続ける洗練されたワイン愛飲者たちのヒーローとなったのである。
その一方で、山梨県などのワイナリーでは、決められた濃度の甲州ブドウを使い、静かにワインを完成させている。日本で800年の歴史があるこのブドウは、この国特有の地形と温度に順応してきた。いくつかの傑出した作品の中には、2008年のジャパンワインチャレンジで受賞したものがある。このチャレンジは、アジアの、日本の、そして世界の生産者たちが競争する大会だ。“もっとも高得点を獲得したワインは、日本の2006年ものグレースメルロだった。”

日本の市場は変化している。若い女性のワイン人口が増え、ワイン等級の評価を通じて知識を増やしている。ワインの輸入は増え、日本の消費者が触れるワインスタイルは、徐々に多様化している。加えて、漫画『ソムリエ』の中の佐竹 城や、『神の雫』すなわち『ドロップ オブ ザ ゴッド』での義兄弟、雫と遠峰一青のように、漫画の世界でつくられたヒーローの人気が、複雑すぎるワイン文化を解き明かすのに役立っている。この2つの漫画は、あるワインについて触れただけで、ワインの一般消費者に即座な影響を及ぼし、限られた在庫に殺到するという現象を引きおこしている。だが残念なことに、この漫画本のヒーローたちは、日本国産ワインでチャンピオンになっていないのである。
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