LATELY

ユニークなフレーバー

アイスクリームは長年多くのフレーバーが作られてきたが、その中には驚きのフレーバーも。どれにトライしたい? ※フレーバーはすべて池袋アイスクリームシティーのもの。

  • クリスマス アイランド ソルト(Christmas Island Salt)
  • くじら(Whale)
  • 牛タン(Ox tongue)
  • ガーリック(Garlic)
  • レタス(Lettuce)

TASTE
アフォガート―。溺れるアイスの誘惑。

2009.11.05

アフォガート―。溺れるアイスの誘惑。

「シンプル・イズ・ベスト」とはよく言ったものだ。たとえばアイスクリームにしても、クリーミーなバニラアイスのひとくちに打ち勝てるものは他にない。バニラアイスはそれだけでも魅力的だが、手がこんだリッチなデザ—トとの相性も素晴らしく、脇に添えればデザートの味をひきたて、リードするという両方の役割をやってのける。

コーヒーとミルクが奏でる二重奏。バニラアイスを使った名高いデザート。

シンプルなアイスクリーム デザートとして名高いのは、イタリアの“アフォガート”ではないだろうか。ひとすくいの美味しいバニラアイスを、“アフォガート”という言葉の意味通り、熱いエスプレッソの中で“溺れ”させるデザートだ。「アイスクリームではなくジェラートを使うべき」とこだわる者もいる。しかし、この味の二重奏はコーヒー、ミルクという2つ成分から生まれるようなものなので、ジェラートでもアイスクリームでも構わない。熱さと冷たさ、甘さと苦み、食べるか飲むかの中間にある不思議な口当たり、これら相反する要素が集まって、印象的な味わいになるのだろうか―。なんにせよ、アフォガードは素晴らしいデザートだ。

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PHOTO : jules:stonesoup

アレンジはいろいろあれど、結局は、シンプルが一番!

しかし、このシンプルさは人々の創造力をかき立て、なんらかの工夫を加えようとさせてしまう。たとえばリキュールを加えようとする者がいる。アマレット、カルーア、ティア マリアなど、アルコールの香りはアクセントとなる。どんなリキュールでも使えるが、コーヒーとの相性を考えて選んだ方がいいだろう。たとえば口当たりの良いコアントロー、ヘーゼルナッツの香り高いフランジェリコなどはおすすめだ。

少量のビスケット、砕いたイタリアのマカロン“アマレッティ(amaretti)”などで食感を加えようとする者もいる。このアーモンド風味の小さな郷土菓子はイタリア人の大好物であり、過去には赤ワイン、カスタード、ジェラードなどに加えられてきた。イタリア語で“ほろ苦いもの”という意味のアマレットは、同様に、その言葉通りの意味を持つアフォガートに合うはずだ。

ホット エスプレッソに溺れたバニラアイス―。これはイタリアの伝統だ。今や定番のデザートであり、そのシンプルさゆえにそれぞれの国の好みにアレンジしやすく、どのように形を変えても楽しめる。しかし、それでもやはり「ピュア & シンプル」が一番だろう。

*アマレット:アーモンドのリキュール
*カルーア、ティア マリア:コーヒー・リキュール
*コアントロー:オレンジ・リキュール