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| TEXT : Cheryl White / PHOTO : Honza Soukup / TRANSLATION : Azusa Tanaka Category : GOURMET TRIVIA |
2010.03.31
インド料理は、世界中で愛されている。スパイシーなホットマドラスから、クリーミーなコルマまで、あらゆるタイプのカレーが、ライフスタイルの中で確立され、あらゆるところの人々の食習慣となっている。ここ日本では、カレーライスという料理が、調理法やその素材までよく知られ、たちまち国民的な料理となった。オリジナルのインドカレーにほとんど似ていないのは、それほど重要なことではなく、東京のレストランではもっと伝統的なカレーを簡単に食べることができるのだ。

真のインドのカレー料理にとってもっとも大切なことは、“個々の料理のバランス”であって、その料理すべてがそろって食事が完成するのだ。こってりしたカレーはたいてい、さっぱりさせる働きのヨーグルトと一緒に出され、辛いカレーは、冷たいキュウリのライタ(インド風サラダ)、ピクルス、サラダ、バナナやココナッツなどと一緒に提供されるだろう。ライスかパン(ナンやチャパティ、プーリのような)もついてくるかもしれない。カレーそのものは、ビーフやラム、シーフード、野菜、レンティルなどからつくられる。辛味のスパイスは食欲を刺激し、発汗を促進し、健康にもいいと考えられている。これらの料理すべてが、バランスのとれた、栄養もあり、なおかつ大変美味しい食事をつくりあげる。

カレー粉をつくっているスパイスのブレンドは、地方によって、また調理方法によって違っている。それゆえ、そのバリエーションは無限大だ。しかし、一般的には、コリアンダー、フェヌグリーク、クミンなどといった種子を砕くかパウダー状にして、シナモンやターメリック—美しい“明るい黄色”の素となる—とミックスされる。最後に、激辛のチリが加えられ、各々の料理特有のブレンドがつくり出される。ショウガやクローブ、ニンニクや粒マスタードなど、その他の材料も加えられる。このようなブレンドが、世界で最初のスパイス風味の1つと考えられている。これらはどんなタイプの料理にも使うことが可能で、だからこそ、カレーがこんなに世界的に受け入れられているのである。
日本には、たくさんの美味しいカレーショップやレストランがある。そこには20,589人以上のインド人が暮らしており、彼らが本物の素材を提供しようと努力しているのだ。東京圏の西葛西は、3,000人以上のインド人が集中しているため、「リトルインド」として急速に知られるようになった。“スパイスショップが、家庭を快適にするありとあらゆるもの”や、幅広い生鮮品、スパイスを取り扱っている。西葛西のスパイスマジックカルカッタのようなレストランや、西麻布のスパイスホーム(www.spicehome.jp)のようなスパイスショップでは、インドの素晴らしいスパイスや食べ物がきっと見つかるはずだ。
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