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2010.07.23
イギリスの夏の音といえば…クリケットボールがバットをカキンとならす音、ボート選手のオールが水をかく音、ウィンブルドンでラケットがテニスボールをリバウンドする張りつめた音、そして特に、グラスを回すたび、“ピムズカクテルの氷がカランとなる音”…。イギリスの夏、ピムズとスポーツ観戦は切っても切り離せない関係。だからどちらか一方がない夏というのは考えられない。
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-Two Rooms Grill and Bar |
夏の飲み物としては他のスピリットにまさる
ピムズは、もっともイギリスらしいカクテルだ。ジンをベースにレモネードで割り、冷たいキュウリやスライスしたシトラス、リンゴやミントのスティックが添えられる。ときによって “ウィンブルドンの伝統に敬意を表し”、ストロベリーが加えられることもある。このカクテルがヘルシーなドリンクだと思われてきたのは、フルーツがたくさん入っているからかもしれない。確かに、多くのオールドドリンクと同じように、ピムズは消化もよく、健康的なトニックだと宣伝されていた。今日のピムズのマーケティング部門はさすがにそんなことは言っていないが、夏の飲み物としては他のスピリットにまさると、今でも主張している。
これは、“ピムズがライトカクテルだと考えられている”からだ。特に多量の(ソーダ缶タイプのような)レモネードで薄めると、日がな飲み続けるには充分にアルコールも弱い。だから、ピムズは大きくて背が高いグラスか、口の広いグラスで、レモネードとピムズを2:1にして出される。適度に薄められているので、ピムズ1杯をちびちび1日中飲んでも、酔ってしまうことはない。このカクテルは、また友人と分け合うのにもちょうどいい。材料を混ぜ合わせたり、レモネードで薄めたりするのを、大きなジャグやパンチボールの中でできるからだ。新しいレシピとしては、ほんの少し香りをつけるため、ジンジャーエールを加える場合もある。
ここ東京は、ローズクリケットグラウンドの歓声はもちろん、ウィンブルドンやヘンリーレガッタの音から遠く離れているけれど、幸いなことに、“冷たくしたピムズを楽しむことはできる”。素晴らしいレストラン&バー、青山の「Two Rooms Grill /Bar」では、夏のドリンクメニューとしてピムズカクテルを用意している。ピムズの濃い紅茶色と、レモネードフィズの泡は、グラスの先端でフルーツやミントと溶け合う。これはまさに、蒸し暑い夏をリフレッシュしてくれる飲み物だ。
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