LATELY

カクテルに合わせるなら

もしカクテル・エクスペリエンスをさらに価値あるものにしたいなら、以下のアイデアを試してみて。オススメは、ひとくちサイズのフィンガーフード。Bon Apetit and Cheers!

  • フレッシュな牡蠣
  • 牡蠣のベーコン巻き
  • スパナコピタ
    (フェタチーズとほうれん草のパイ/ギリシャ料理)
  • ミートボール
  • チキンウィング
  • 寿司
  • メロンの生ハム添え

TASTE
クラシカルなマルガリータを一杯!

2009.08.31

クラシカルなマルガリータを一杯!

カクテルが大好きかと問われれば、そうでもない。オッド マティーニ、時々はキール ロワイヤル、気力が湧くジントニック、それに過去のロマンスのように甘く格別なブランディ アレクサンダーを差し引けば。

しかし、私は「適材適所」は大好きだ。
メキシカンフードを食べるなら、その味に負けない適材適所なドリンクが必要である。メキシカンビールはよく合うし、テキーラはその名の”ざまぁみろ”という意味のせいかクイクイと飲んでしまう。けれども私にとって、“フローズン ライム マルガリータ”に敵うものはない。マルガリータはとにかく素晴らしい!

テキーラとマルガリータの関係。そのクオリティについて

マルガリータの起源には、マティーニと同じくらい多くの説がある。一説では20世紀初め、たぐいまれな発想力を持つバーテンダーが、レモンもしくはライム、そしてトリプルセックをテキーラに加えて仕上げたものが、マルガリータになったといわれている。
彼は何故そんなことを? それは一部で「クオリティの低いテキーラの味をよくするため」だと言われていて、これはなかなか的を得た考えのように思える。というのも、私自身がテキーラの品質はマルガリータの風味に大きく影響しないと感じたからだ。ただし一方で、品質の高い成分が欠けていることこそが、カクテルの個性を作り上げているのかもしれない。これはあくまで個人的なセオリーなので、きちんとしたリサーチを重ねて実証していく必要があるだろう。

マルガリータはフローズンか、ライムかレモンか、またグラスのサイズなど、オーダーする際にいろいろと決めるべきことがある。私としては、フローズン マルガリータのほうが、たんなる冷えたマルガリータに比べて味が上手くまとまるように思える。そしてフローズンであれば、最後にグラスの底に残る、なまぬるいテキーラのかたまりを一気飲みせずにすむ。もし安テキーラを使うとしても、フローズンにすれば冷たさが持続して味もごまかしやすいはずだ。

伝統からはずれる、様々なマルガリータには苦言を呈したい!

それにしても、マルガリータに加えるフルーツを選ぶのは、馬鹿げたことではないだろうか。 無駄な努力の探求により、クラシック カクテルは様々な解釈に侵されてきた。マルガリータについていえば、ストロベリーなどフルーツ マルガリータから、チョコレート マルガリータまでをも提供している店がある。
お願いだから、長年かけて吟味された素晴らしい調合をいじり回さないでほしい! どうしても試したいのなら「マルガリータ」ではなく、新しい名前でもつければいいのだ。私にはライム マルガリータを! マルガリータのピリリと濁った味には、伝統のレシピであるキー ライムがくれる柑橘の刺激がふさわしい。

ところでマルガリータは、グラスの縁に食塩がついてくる。塩は最初の一口を激しいものにするから、好みは関係なくこのスタイルで提供されるのは、ちょっとだけ乱暴な気もする。これはマルガリータのメイン フレーバーがテキーラで、テキーラは塩を舐めながら飲むのが儀式のようなものだからだろう。カクテルにムードを持たせることを除けば、それ以外に塩を添える理由は見当たらない。

さて、どれくらいの量を楽しむかは、自分の良心に任せるしかない。「bucket-o-margaritas」なら、テキーラ1本を加えて冷凍庫に入れるだけで、簡単に大量のフローズン・マルガリータを作ることができる。パーティーやバーベキューでよく使われるこのインスタント ドリンクは、ケミカルたっぷりの味で、本物のマルガリータとは似ても似つかない。しかしパーティードリンクを忙しく作らなくてすむという意味では、これも「適材適所」なドリンクといえるだろう。

*bucket-o-margaritas:インスタント マルガリータ ミックスが入った、パーティーサイズのドリンクのこと。バケツ型の容器にテキーラを1本いれて冷凍庫で冷やせば、フローズン マルガリータの出来上がり。