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アブサンを使ったドリンクをご紹介

アンリ−ルイス ペルノッドは、初のアブサン蒸留酒製造所を所有した人物。そして彼の会社は“ペルノッド”と呼ばれるスピリットを作り出した。これは、ヨモギが入っていないタイプのアブサンである。そのほかにもよく知られているスピリットとしては、ベルモット、ウーゾそしてパスティスがある。これらすべてはヨモギを使用しているが、異なる種類のハーブを使っているので、これが各々に個性的なフレーバーを与えている。

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グリーンフェアリーとダンスを!

2010.02.22

グリーンフェアリーとダンスを!

アブサンは、ボヘミアンや芸術家たちの飲み物だと見なされてきた。たとえば、アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレックやヴィンセント・ヴァン・ゴッホのような伝説的な愛好家たちは、その幻覚をおこさせる力を信じていたし、アブサンが生み出す興奮作用は、常習者にクリエイティブな力を与えてくれた。政府―特にフランスやアメリカ―は、アブサンを見境なく飲み過ぎると、いろいろな社会的問題を生み出すおそれのある危険なドラッグとみていた。この不幸な評判により、多くの地域でアブサンは禁止された。しかし実際、“ダンシング・ウィズ・グリーンフェアリー”というアブサンを飲むセレモニーが知られるにしたがって、ほかのアルコール度が高い蒸留スピリットとせいぜい同じ程度だという認識に変わっていった。

 

アメリカの偉大な小説家 アーネスト・ヘミングウェイは、同量のアブサンとシャンパンを使って有名なカクテルを生み出した。彼はそれを“午後の死”と呼んだ。

 

その苦さゆえの、特別な儀式

ハーブと穀物を組み合わせてつくられるアブサンは、高アルコールだったにもかかわらず、当初はアメリカに健康ドリンクとして輸出されていた。安価でつくれること、これが“よくない評判とあいまって、アブサンをとてもポピュラーにした”。アブサンの主な味わいは、アニシード(アニスの果実)とフェンネル(ハーブの一種)だが、原材料のほとんどはヨモギである。この組み合わせから、きわめて苦い風味が生まれる。その苦さゆえ、“ダンシング・ウィズ・グリーンフェアリー”という儀式が生まれたのだ。穴のあいたスプーンに角砂糖をのせ、水の入ったグラスの上に置く。アブサンが砂糖の上に注がれ、グラスの中に落ちていく。そのエメラルドグリーンの色は、水にふれたとたん、乳白色に変わる。午後5時、アブサンを飲み始める時間は、フランス語で“ユール・ヴェール”もしくは、グリーンアワーと言われている。

アブサンは、もはや不法なものではない。そして世界中の様々な企業によってつくられている。初心者が、品質のいいものを購入する場合の判断基準は、“ハーブのブレンドのバランス”だ。しかし気をつけなければならないのは、グリーンフェアリーはアルコールの強い飲み物であること、そして、責任を持って飲まなければならないということだ。