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ブラッディマリーのカクテル

誰もがスタンダードのレシピでカクテルを楽しむのが好きだろうし、それはブラッディマリーに関しても同じ。ここでは、カクテルの面白いアレンジをご紹介。いくつかはそれ自体が有名になったものも。

  • ブラッディゲイシャは、日本酒をウォッカのかわりに入れたもの。
  • ブラッディフェアリーは、ウォッカのかわりにアブサンを使ったもの。
  • ブラッディマーダーは、ジンベースのブラッディマリー。
  • レッドアイは、ビールとトマトジュースでつくる。
  • 最後は、エイトボール。ウォッカはそのままトマトジュースをV8野菜ジュースにおきかえる。

TASTE
永遠不滅の人気カクテル—ブラッディマリー

2010.07.01

永遠不滅の人気カクテル—ブラッディマリー

ブラッディマリーは、カクテルの中でも最もシンプルであると同時に、最も有名なカクテルのひとつだ。“カクテル全盛期”1920年代のジャズの時代につくられたこのドリンクは、ずっと昔、最初にパリで(ニューヨークという説もあるが)グラスに注がれたときと同じくらい今日でも人気があり、年を経ても変わらぬ不朽のカクテルとなっている。

よいカクテルには、たくさんの物語がある

アメリカ人のバーテンダー ジョージ・ジェッセルが、オリジナルをつくったというのが定説だ。ウォッカとトマトジュースを同量グラスの中で混ぜ合わせる。別のアメリカ人、フェルナンド・ペティオットは、このベースにブラックペッパーや唐辛子、ウースターソースか時にはタバスコ、そしてレモンジュースでスパイシー風味を加えて、カクテルをつくった。このカクテルを、“バケット オブ ブラッド”というシカゴのバーで働いていたメアリーにちなんで“ブラッディマリー”と名付けたと言われているのは、彼の顧客のひとりだ。“よいカクテルが持つ物語”によくあることだが、これは議論の的となり、他の説が出されたりもした。もっともそれらしい説は、“ブラッディ”という形容詞は、トマトジュースの血のような赤色に由来するというものだ。

このドリンクはたいてい、セロリスティックとくさび型の薄切りレモンと一緒にサーブされる。古いスタイルのグラスで飲むべきだと言う権威ある人たちがいる一方、ハイボールグラスで飲むべきという人たちもいる。個人的には、セロリやレモンと一緒にサーブされるなら、背の高いグラスのほうが野菜を入れても安定しているので、ハイボールグラスがいいと思う。しかし、シンプルな場合なら古いスタイルのグラスも素敵。ただしセロリがない場合だけれど。

体を目覚めさせ、栄養も補給。朝食にもおすすめ

ブラッディマリーは、二日酔いの迎え酒としても大変高い評判を得ている。トマトジュース、セロリ、レモンは、体に必要なビタミンや水分をたくさん補給してくれる。また、“ブランチや一日のはじまりにも理想的な飲み物だ”。ウォッカの口当たりのよさとスパイスの刺激が味覚を目覚めさせ、さらにトマトジュースは、健康に必要な量のビタミンを体に与えてくれる。

アメリカのバーテンダーガイドには、ブラッディマリーを“世紀を代表するドリンクのひとつ”と紹介している。長く広く愛され続けていることが、カクテルの歴史における地位の確かな証明であろう。