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近くて遠いリゾート、横浜へ。

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2010.08.06

近くて遠いリゾート、横浜へ。

今年の夏休みは、ゆっくり休んで旅行…といきたいところだけれど、忙しくてまとめて休めない、という人も多いのでは?でも、あきらめないで。東京近辺には、日帰りでリゾートできるスポットも豊富。今回はそんな場所のひとつ、横浜を歩いてみましょう。
横浜は東京から電車でも30分以内。近いせいか、横浜には何年も行っていない、という関東の人は結構多いのが事実です。横浜は、東京からもっとも近い「リゾート地」のひとつ。海や港があって、ショッピングゾーンやシティホテルも充実、史跡も最新スポットも混在している、コンパクトな非日常空間なのです。

1日で何日も休んだ気分に。横浜で時間の流れを止める

たとえばある日、一日だけ休みがとれたとしましょう。12時ころ、みなとみらい線の「馬車道駅」着を目指して出発。みなとみらい線の各駅はすべて建築家が違うので、駅のデザインもまったく異なります。よく見ると、置いてある椅子、各駅の行き先看板の書体まで違うので、車窓からホームを見物するのも楽しみ。数々のデザイン賞を受賞しているのも納得です。

関内地区の「歴史」を感じさせる、レンガの壁に囲まれた「馬車道駅」で降りたら、目指すは6番出口です。階段をのぼって地上に出ると、空の広さにまず深呼吸!道をはさんで左手には、駅と同じくレンガづくりの旧生糸検査所の合同庁舎の堂々たる姿。青々と茂るイチョウ並木をまっすぐ5分ほど歩くと、関内地区と新港地区を結ぶ「万国橋」に出ます。このあたりの風景は、誰もがテレビなどで一度は目にしているはず。ドラマやCMの撮影がしょっちゅう行われているので、運良く撮影現場に遭遇する…なんてことも。みなとみらいの高層ビル群、大さん橋など、横浜のツボをぐるり一望できるので、思わずシャッターを押したくなるポイントです。大さん橋に大型客船が停まっていればラッキー、しかも汽笛が聞こえれば、一気にリゾート気分が高まることうけあい!

さあ、橋をわたって赤レンガ倉庫に向かいましょう。すっかり横浜の人気スポットとして定着したこの倉庫も、今年でなんと99才。戦前戦後を生きぬいてきた倉庫の外壁に手で触れてみると、建物の鼓動が聞こえてきそうです。13時、ここでランチもかねてひと休み。最近、赤レンガ倉庫2号館のいちばん海側にオープンした「bills」にて。“世界一の朝食”をプロデュースする、オーストラリアのビル・グレンジャーがプロデュースした話題のレストランで、七里ケ浜に続き日本ではここが2号店です。オススメはなんと言っても「パンケーキ」。リコッタチーズがサンドされた「リコッタパンケーキ」か、ここでしか食べられないベリーたっぷりの「ベリーベリーパンケーキ」から選べます。できれば2人でシェアして2種類味わいたい!

PHOTO : scarletgreen

素敵なランチの後は、静かな思索の時間を

ゆっくりランチを満喫したら、横浜港発祥の地ともいえる象の鼻パークまでのんびりお散歩。かのペリー提督が1854年はじめて横浜に上陸したこの場所は、その形が象の鼻に似ていることから名付けられ、去年公園としてオープンしました。大きなガラスばりの建物、象の鼻テラスは、青山のスパイラル同様、ワコールアートセンターが運営しているおしゃれなアート&カフェスペース。大きな象のオブジェと、ガラスに描かれた谷川俊太郎氏の作品「<象の鼻>での24の質問」がまず目に入ります。『この風景の中で三百年後に残るものは何だと思いますか?』やさしくて深い、谷川氏の質問のかずかず。素朴な丸椅子に座り、気づいたら答えに思いを巡らせていました。静かな思索の時間を過ごしたら、そろそろ4時。

もし歴史に興味があったら、海岸通沿いにある横浜開港資料館にも寄ってみましょう。ペリー上陸の生き証人とも言われている中庭のたまくすの木、昭和6年にたてられた旧英国総領事館の建物など、ここにも手で触れられる歴史資産が静かにたたずんでいるのです。

さて、日も傾きかける6時前、今日の最後はマリンタワーで。開港100周年を記念してたてられたタワーは、去年リニューアルして大変身をとげました。内部はシンプルな白に塗り替えられ、開放的な吹き抜け空間が広がります。入り口正面にはそれまで全貌が見えなかった、創業当時の山下清画伯によるモザイク壁画が姿をあらわし、その美しさは圧巻!展望フロアで手の届きそうな距離の横浜港を堪能したら、4階の「タワーレストランヨコハマ」へ。自慢のローストビーフでプチリゾートをしめくくれば、たった1日なのに何日も休んだ気分になれるはず。そうそう、日本人のリゾートに欠かせない“おみやげ”は、いつ行っても楽しい発見があるグッズショップ「マリンタワーショップ」で忘れずにね。