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ワイン留学の思い出
カリフォルニアのナパ ヴァレーに「ワイン留学」をされていたウィラハンさん。留学中に、夫となるウィラハン氏と出会い、現在は一男一女の母でもあります。現地でワインの醸造について学び、今も生産者との密なコミュニケーションを大事にされているとか。
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2010.05.14
世界中から1,500種程のワインを取り扱い、日本の消費者へ紹介しているピーロート・ジャパン。広報部長とワインアドバイザーを務めるウィラハン麻未さんは、ご自身もカリフォルニア・ナパ ヴァレーで醸造からセールスマネジメントまでを専門的に学ばれたワインのプロフェッショナル! 今回は、初夏にぴったりのお薦め銘柄2種と、ホームパーティーにも活用できる簡単で美味しいおつまみのレシピを教えて頂きました。

PHOTO : Taku Kasuya
「ワインを楽しむならグラスにも凝ってほしいですね」と、ご愛用のシュピゲラウ社のヴィルスベルガーシリーズのグラスを使い分けてテイスティングさせてくださったウィラハンさん。確かにグラスによって味が違います!

―夏といえば、キリッと冷えた白ワインというイメージですが…今回SHOT°Magazineのために選んでいただいたお薦め銘柄とは?
〝まずはカリフォルニアワインから、1本。かのロバート・モンタヴィ氏の弟子たちが「チームTxB(サンクス・ボブ)」という会社を興し、コンサルタントワインメーカーとしてプロデュースしている「パナメラ」から、「2008パナメラ シャルドネ」をお薦め致します〟
―熊のラベルも可愛らしいですね。
〝カリフォルニア州の旗にも、熊が描かれているんですよ! 辛口でまろやかなミディアムボディ。リンゴとアプリコットの含みを持ち、繊細なオーク、バニラ、クレームブリュレのアクセントがあります。昨年ワイン愛好家としても有名な女優の川島なお美さんと、人気パティシエ・鎧塚俊彦さんのウェディングパーティーでもサーブされたワインで、今回はお料理に合わせましたが、例えばフルーツのジュレなどスイーツにも比較的合わせやすい銘柄です〟
―今回「パナメラ」に合わせたレシピとそのポイントは?
〝「冷麦の一口パスタ」(※レシピは記事下欄を参照ください)と「南アフリカ産のマカダミアナッツ」です。ナッツの中で一番硬い殻を持つというマカダミアナッツ。このワインには特に塩気のあるフレーバーのナッツがベストマッチ! このナッツは釜の中でオイルローストしたあと、遠心分離機で余分な脂を飛ばし非常に細かくした塩をまぶすという職人技で仕上げてあります〟
―さらに、冷麦にオリーブオイルを合わせるなんて意外です!?
〝ちょっとユニークですよね(笑)。オリーブオイルを合わせることで、麺のウエイトとワインのウエイトがちょうど同じくらいになるんですよ。このワインには青臭さがないので、オイルもトスカーナ産などグリーンニュアンスが強すぎるものは避けたほうがいいですね。また茗荷を合わせるのは、ワインの後味に残るかすかな苦みとも調和するからです。ワインと料理のマッチングにはそれぞれのエレメントを取り出して、強弱を合わせていくとぴたりとはまりますよ。仕上げに絶品の白トリュフソルトをトッピングして、見た目も涼しげな一皿になりました〟

PHOTO : Taku Kasuya
ベリーのブーケを感じさせるSYN ROUGE。同じSynブランドでキュべ ブランはオーストラリアのゴールドコーストにある高級ホテル〝パラッツォ・ヴェルサーチ〟でもサーブされている。

―次は赤のスパークリングワインの登場です。「赤の泡」はちょっと珍しいように思いますが…。
〝赤のスパークリングはオーストラリアで数多く生産され、また、イタリアの一部でも作られています。私自身、夏に重たい赤ワインを飲むのはちょっと気分でないかな?と思うときもあり、そんなときにぴったりの1本「SYN ROUGE」は、オーストラリアのマクラーレンヴェイルにある歴史あるワイナリーで醸造されています。スパークリングならではの軽やかさはありつつも、シラーズ品種を用いたインパクトの強さで、サラミやウナギなどこってりとしたおつまみとよく合います〟
―来客の際にさっと出せる、サラミやチョリソーは便利ですね。
〝今回はイベリコ豚のサラミとチョリソーを合わせました。この力強い風味に太刀打ちできる、タンニンとストラクチャーを持つワインです。サラミの塩気とワインの残糖がぴったりマッチし、きれいに味の調和が取れていますね。ワインを冷やしすぎてしまうと、サラミの脂部分が口のなかですっと溶けなくなってしまうので、サーブする際の温度はやや高めくらいがベスト。〟
―ミニミール風のプレゼンテーションも素敵な「一口うな丼」も!
〝うなぎは赤ワイン、なかでもピノ・ノワールやシャトー・ヌフなどのローヌのワインとの相性が良いもの。このシラーズのスパークリングワインのがっしりとした骨組みは、脂がのったリッチなうなぎの風味に負けることなく舌のうえでスムーズに調和するので、ぜひお試しください〟
―隠し味は何でしょうか?
〝甘辛のバランス、というんでしょうか? 味の強度をワインと合わせることも大切なので、強さと残糖のあるワインに合わせて甘めで、粘度の高いたれをかけました。福岡の自然食料理・茅乃舎さんの珍しい「生七味」を添えることで味に奥行きが出ます。東京では赤坂ミッドタウンで手に入ります〟
―調味料にも一工夫すると、幅が広がりますね。
〝はい。私は家庭の料理と、レストランで頂くものは基本的に別ものと考えているんです。家でお料理をするときは、素材を吟味してちょっといい調味料を探しておくと、簡単に美味しくワインとマッチする料理ができると思います。我が家では塩だけでも常時6~7種は揃えているかしら(笑)。弊社でも、ワインに合わせて調味料やナッツ類など簡単なおつまみを販売することがありますので、あわせてご自宅にストックされるのもお薦めですね!〟
※今回ご紹介したおつまみのレシピ
08 Panamera Chardonnay
「冷麦の一口パスタ」
材料(2人分)
冷麦:1束
オリーブオイル:極上のもの。グリーンなニュアンスが強いものは避ける。
茗荷
白トリュフソルト すべて適量
「南アフリカのマカデミアナッツ」
ソルトフレーバーのものを選んでお皿に出すだけ!今回使用した南ア産マカダミアナッツ塩味ほか2種とワインを組み合わせた夏のギフトセットも販売中。詳しくはピーロート・ジャパンのニュースレターをご覧ください。
http://www.pieroth.jp/jp/newsletter/201005.html#2
Syn Rouge
「一口うな丼 生七味添え」
材料(2人分)
市販のうなぎ:1パック(今回は「宮川」のうなぎを使用)
白飯:茶碗約2杯分
生七味
うなぎのたれ:ともに適量
「イベリコのサラミとチョリソー」
塊で売っているものをスライスしてサーブ。「量が多い場合は、販売店にお願いしてカットしてもらうと便利です。特にディーン&デルーカさんのサラミのセレクションは素晴らしく、すべてを試す価値あり!」(ウィラハンさん)
ウィラハン麻未
ピーロート・ジャパン株式会社広報部部長、ワインアドバイザー。大学在学時よりワインに興味を抱き、卒業後カリフォルニア ナパ ヴァレーカレッジで2年間ワインマーケティングとセールスを学ぶ。帰国後PR会社を経て1992年にワイン輸入会社ピーロート・ジャパンに入社。良質のワインを広くアナウンスするため、パーティーや試飲会の企画にも力を注いでいる。シャンパーニュ騎士号、サンテミリオン・ジェラート騎士号を持つ。
ピーロート・ジャパンHP:www.pieroth.jp/
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