ロマンスは映画共演から!
バーキンさんが「腕の中でフランス語を学んだ」という故セルジュ・ゲーンズブールとのロマンスのきっかけは、セルジュが主演・音楽をつとめた映画『スローガン』(1968年)での共演。ベニスで出会った男女の恋とその顛末を描いた、スタイリッシュな名作である。
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2010.04.14
今年で第18回目、珠玉のフランス映画を日本に紹介する人気イベント『フランス映画祭2010』が3月18日~22日、東京・六本木ヒルズで開催され、好評のうちに幕を閉じました。2010年は、来日代表団長として、日本でも絶大な人気を誇る女優/歌手のジェーン・バーキンさんが来日。映画祭のオープニングレッドカーペットに先駆けた記者発表では、イベント主催のユニフランス新代表レジーヌ・ハッチョンドさんと共に、フランスと日本の映画にまつわるお話や、ご自身のユニークな体験などをお話いただきました。SHOT°マガジンでは、お二人の来日を記念し、談話をまとめて掲載致します。
―レジーヌ・ハッチョンドさんのご挨拶
〝18回目の『フランス映画祭』をこのように開催できますことに、感謝を申し上げます。フランス映画と日本映画は特別な関係を紡いでいるといえるでしょう!日本の観客の皆さんはフランス映画を興味深く観てくださり、同時にフランスでは『東京物語』(小津安二郎監督作品)や「MIZOGUCHI」(溝口健二監督)がよく知られた名前となっています。このような関係の中で、映画祭を迎えられたことは、大きな喜びです〟
―今回の映画祭のテーマについて
〝今年の『フランス映画祭』では14本の長編、1本の短編集を上映致します。テーマは「フレンチラブ」。三角関係や複雑な人間関係を含む、フランスならではの愛や恋をテーマに作品を選んでおります。日本での配給が既に決まっているものが9作品、ここでしか見られない作品もあるかと思いますので、貴重な機会となりますね。開催に関わってくださった皆様に改めて感謝を致します。ここで、来日団長のジェーン・バーキンさんをお呼びしましょう!〟

―ジェーン・バーキンさん、ご登壇の挨拶
〝レジーヌ・ハッチョンドさんが、私を日本行きの荷物に入れて運んでくれて、とても嬉しく思うわ(笑)!団長に選んでくださって、皆さんに感謝しています〟
―来日されてのご感想について
今回で十数回目になりますが、実はまだ1度も桜を見られたことがありません…。今回は期待していたのですが、あと10日くらい先になると聞きました。また、日本に戻ってこないとならないわね。でも、今日は皆さんにお目にかかれたことが、まるで桜の花のようです!〟
―今回の映画祭で上映される作品について
〝フランスならではの愛情を描いた作品が、揃っています。私が今回出演した映画(『テルマ、ルイーズとシャンタル』ブノワ・ぺトレ監督)は40、50、60歳になっても愛は終わりでないということを描いた物語です〟
―バーキンさんはイギリスのご出身ですが、どのようにフランス語を習得されましたか?また、フランス語を学ぼうという人のためにアドバイスを。
〝とても難しい質問ね!(フランスに住んで)40年経っても、まだフランスを間違えることもありますし。でも、ひとついえるのは、「ある国に恋をしたとしたら、多少の間違えがあったとしても認めてもらえる」ということではないかしら?私のフランス語も(セルジュ)ゲーンズブールの腕の中で習った、と言ってもいいくらい(笑)。かのダライラマ法皇も『間違えることを恐れずに話すことが大切』という印象的な言葉を残しておられます〟
―ご自身で観賞される日本映画。
〝MIZOGUCHI(溝口健二監督)には遅くなってから恋をしました。作品集を買い、全作品を観ています。特に45〜47年の作品は、女性を擁護するようなもので驚きました。日本では女性は子どもを産む装置、なんておっしゃる政治家がいるようですが、とんでもない話ね!〟
―フランスで最近の邦画作品がどのようにとらえられているか、教えてください。
〝私はフランスに来た40年前には、こちらでは日本映画を一本も観ることができなかったと思うわ。でも今では、KITANO(北野武監督)はウディ・アレンやペドロ・アルモドヴァルと同じように受け入れられている。若手の監督については、まだこれからだと思いますが、状況はかなり変わったと思います〟
記者会見の終了後、正真正銘の「黒のバーキンバッグ」を手にして撮影に応じてくださったジェーン・バーキンさん。続く大屋根プラザでのレッドカーペッドも、来日した監督・俳優陣をひと目見ようと大勢の観客が訪れ、大盛況!イベント期間中に行われた投票による2010年の〝観客賞〝選ばれた、ラデュ・ミヘイレアニュ監督の『オーケストラ!』は4月17日より渋谷Bunkamuraル・シネマで公開予定です。各映画館でこれから楽しめる作品もありますので、ぜひ、足を運んでみてください。
『フランス映画祭2010』公式サイト
http://www.unifrance.jp/festival/
ジェーン・バーキン
モデルを経て65年、「ナック」で映画デビュー。66年の「欲望」で注目を受ける(「ナック」、「欲望」ともにカンヌパルムドール受賞作)。作曲家のジョン・バリーとの離婚後フランスに渡り、「スローガン」で故セルジュ・ゲンズブールと結婚。彼とのデュエット曲「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」は、世界の注目をあびる。その後も50本以上の映画作品に出演。99年に日本のドラマの主題歌に「無造作紳士」が使用され、歌手としての人気も高まる。次女のシャルロット・ゲンズブール、三女のルー・ドワイヨンも女優として活躍中。
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